引っ越しと片付けとで・・文字通り、疲労困憊。前の家と車でちょうど20分程度離れているんですが、何度往復したことか。車線変更やウィンカーを出すタイミングが体に完全に染み込み、結果、自動運転している感じになってしまったほど!
そのような中、風呂用の椅子に座ってパソコンに向かっているんです。
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さて、今度の家は夫と私の双方が「これだ!」と一目惚れした家。
で、住み始めたら現実はどうなのか?
・・・幸いなことに、私の信念である「大きい買い物は一目惚れで即断即決がポイント」を立証するような快適な住み心地で
二人して、疲れた体にじんわり幸せ~が染み渡る感覚を楽しんでいます。
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どんな家なのかというと、外見、内装ともに、「愛想無し」と言える程、プレーン、シンプル、飾りっけが無くて、ラグジュアリーな家って言う訳ではちっとも無い、「普通の家」です。
イギリスの基準からは「新しい」と言える1960年頃に建てられて、その後、ガレージの上に建て増し、その後一階部分も庭に向かって一部屋が増築され、今に至る。
前の持ち主は非常にキレイ好きで、きちんとした暮らしをしていた一家だったと思う。
まず、引っ越し荷物を運び込むに当たって、掃除の必要が無かった。
きれい!
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ご近所は、穏やか、和やか、良い感じです。
・引っ越ししている最中に隣の奥様が車から降りて来た私に挨拶に来られたり、
・一つおいた先の家の奥様がにこにこしながら夫に声をかけられたり、
・お隣のご主人と夫とが早速お喋りしていたり。
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引っ越し開始後四日目のこと。前の持ち主から封書が届き、
「郵便局に転送手続きはしたけれど、転送開始まで数日かかると思うので、もし我々あての郵便が届いたら、お手間だけれど、同封のステッカーを貼ってポストに入れて貰えたら嬉しいです。」
と書いてあって、50枚程、住所を印刷したステッカーが入っていた。
少しは落ち着いた「四日目」に届くっていうのがポイント、なかなかやるじゃないの!と思って、届いた郵便にステッカーを貼ってポストに運ぶ毎日です。
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こういったこと、別にどうってことないのかもしれません。でも古き良きイングランドの良識が生きている、っていう感じがして嬉しい。
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しかるにここはイギリス。勿論のことながら!良いことばかりでは無い!!!
昨日の午前8時~午後1時にブロードバンドと固定電話の設定にヴァージン・メディアのテクニシャンが来ることになっていたので、8時に来ても良いように、それなりに整理して待ち構えていた。
◆9時:未だ来ない。
◆10時:来ないなあ。
◆11時:全く気配もない。
◆12時:幾ら何でも そろそろ現れるだろう。
◆
1時:未だ来ない!カスタマーセンターに携帯から電話した。
カスタマーセンターはイギリス北部にあるらしくて、訛りがきつい!
それでも何とか意思が通じ、オペレーターのフィル(と名前を聞いた)が調べてくれて、「あと20分くらいで着く筈。」とのこと。
そんなこと信用出来ないので、「30分経ったら本当に来たかどうか確認するため、携帯に電話してもらえますか?」
30分経過。
来ません、まだ!するとフィルから電話。「もうテクニシャンは来てるでしょ?」
「NO!」フィル:「チェースしてみます。」
◆2時:テクニシャンも来ないし、フィルからの連絡も途絶えた。
再度カスタマーセンターに電話すると、こちらから聞く前に「チャーリー・オニールと言いますが、携帯からおかけのようですね。高くつきますので、折り返しこちらからかけ直します。」
チャーリーに再び事情を一から説明。彼はテクニシャンに電話してくれているのだけれど、電話に出ないとのこと。
「もう少し待ってくださいね。」と言われて待っていると、かち、という音がして、続いて電話が鳴る音がして、そして別の男が出て来た。
「チャーリー・オニールとやり取りしているので、チャーリーにかわって。」
すると、、、切れた!
時計を見るともう2時半をとうに回っている。
脳みそが次第に熱くなって来る。1時前からチロチロ

し始めていた怒りの炎がメラメラ



にランクアップ。
◆3時:もう一度電話してみることに。
すると出て来たのは、の~んびりした年配の男性(のような声):「携帯からかけているので、そちらからコールバックしてください。」
「はぁ?」
「さっきのオペレーターは自ら進んでそうしてくれたんですけど、そちらからかけて貰えませんか?チャージがどんどん減って行くので。」
「はぁ。。じゃ、番号をおしえてください。」
「え?スクリーンに出てるでしょ?さっきは教えなくても見えてるって言ってましたけど?」
「判りませんねえ。」
番号をおしえて待つこと10分。かけて来なかった!
◆3時半:もう一度気を取り直してかけてみる。今度は女性オペレーター。この人、本当に訛りがキツくてキツくて、たまらない。そんなことを言うのは可哀想と思ったけれど、「聞き取れないので、訛りの無いオペレーターに変わってください。」と言ってしまった。。
変わって出て来たオペレーターも訛りがかなりあって、聞き取り難い。そしてまた、一から説明です!
途中でプッチンしました。訛りはきついは、同じことを何度も聞かれるわ、同じ話を最初から懇切丁寧に説明しないといけないわ、・・・なんだかんだで、「もう結構です。」と切ってしまいました!
今日はもう諦めて、夫が帰って来たら夫にかけてもらって、日程を改めて設定しよう、と。
この時点で脳みその温度は沸点に達していた。
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気を取り直して片付けに勤しむ勤しむ勤しむ。すると、
◆5時半頃。何やら玄関方面でトントン、っていう音がしたような気が。
誰か来たのなら呼び鈴を鳴らすだろうに、といぶかしく思いながら念のために玄関に行ってみると、何やら赤い影が動いている。
ドアを開けると、赤いジャンパーを来たヴァージンメディアのテクニシャン(以降、「テ」)が居た!
私:「ちょっと!私、すっごく怒ってるからね。」
テ:「いやいや、コンピューターには予定変更となってたので来なかった。でもヴァージン側の間違いだった。」
私:「(もう何とでも言い訳すれば、と、どうでもよくなって)じゃあ、早くやってちょうだい。」
そして、めでたくブロードバンドと固定電話とが開通しました。取り敢えず。
でも、今度のはADSLじゃなくてケーブルなので、ケーブル用のルーターじゃないとワイアレス設定出来ないと言われた。数日前に不安になって、「ADSL用のルーターだとワイアレス設定出来ませんよね?ケーブル用のを買って待ってないとダメですよね。」と問い合わせたら、「大丈夫」と言われたからそのままにしてたんです。。
というような事情のため、私の机を置いてある部屋までコンピューターを持って行けずに、ケーブルが届く所に小さなテーブルを持って来て、それだと普通の椅子に座ると低過ぎるので、風呂用の椅子(日本から持って来て、踏み台として便利に活用しているものです)にクッションを置いて、そこに座って不自然な姿勢でパソコンやっている次第です。