全くもっての私事ですが、実は、ベルギーでの、オオニシ恭子先生による、一週間の「ヨーロッパ薬膳」集中講義から帰って来たら、夫は、くたくたに弱っていた・・・んです。
↑典型的な陰、陽のタイプを解説されたときの絵(左二つが、陰。右二つが陽。)ですが、夫は、左上の”ぷっくり型の陰”と、その右の”ぱっつん型の陽”の間くらい、と思っていたんですが、左下の”へろへろ陰”みたいになってた!
仕事が毎日、物凄く、大変だったから、との彼の自己分析でしたが、私としては、私が居ない間、ずっと毎朝、豆乳でミューズリを食べていたのが最大の原因ではないのか、と推察し、早速、オオニシ先生から習った知識を駆使して、以来、体調向上を目指しています。
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どういうことか、と言うと、・・・ちょっとマニアックかな、とも思うけれど、「オオニシ先生に習ったこと+α(←我流)」を、以下、列記してみます。
*尚、今やっているのは、日本のように蒸し暑く無い(うすら寒いこともある)イギリスにおいて、かなり陰になって、元気も無くなっていた夫に対しての方法なので、例えば、日本の気候下にいて、問題無い人には合わないことも色々あると思うので、その辺、どうかご注意くださいませ。
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★毎朝、朝食の前に梅醤番茶を摂っている。
・・・梅干しは殺菌効果は勿論、代謝促進、整腸効果、疲労回復効果等、生姜は全身を巡らせる効果、醤油は心臓を守る、そして番茶はアルカリ液、というのがポイントとのこと。
朝、きゅっと身を引き締めて、やる気を出すぞ、っていうのに役立つ筈♪
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★朝食は、蒸したサワードウ and/or オートミール。
・・・ミューズリは、パリパリ乾いているのが、朝、空っぽの胃に酷とのこと。豆乳は、カリウムの量が多過ぎること、体を冷やすこと、毎日がぶがぶ飲み続けた人の骨が変形する例が多数あるとのことで、冷たいまま、牛乳代わりに飲む、というのは問題みたいなんです。
↑↓講習期間の、ある日の朝食。

講習には、中国で育った生徒さんもおられたんですが、彼女曰く、でも、台湾では、毎朝、豆乳を飲むけれど、台湾の人は元気。それは、何故に?!もっと詳しく実情を観察してみたら、ナルホドと合点が行くんでしょうが、一つは、台湾の人は、決して豆乳を冷たいままは飲まないとのこと。「温めたもの」っていうのがポイントなのかな、と思う一方、豆乳一辺倒じゃなくて、オートミルク、キノアミルク、ライスミルクなんかも使ってみようと思っているんです。
本当は、オオニシ邸で頂いた朝食のように、野菜炒めや味噌汁も加えたい、と思うんですが、「朝食で、長年の習慣を大きく変えるのは嫌。」と何度も言うので、、、。今朝、初めて、にんじんの塩味炒めをパンの横に添えてみたんですが、にんじんが大好きだからか、何も言わずに食べていたので、だんだん、変えて行けるかな、と思ってるところ。

これ
↑も、講習期間中の別の日の朝食例。
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★朝食の味=甘い味、パンには甘いジャムじゃないと受け付けない夫ゆえ、塗るジャムの下に味噌を塗ってみた。
・・・砂糖の入っていないジャムを使ってはいますが、陰過ぎるのは確実だし、、そうだ、味噌で中和出来ないか

と考えたんですけれど、我流です。。
※ただし、今朝は、たまにはね、と、メープルシロップをつけていただく、
りいこさんの「ホットビスケット」をサービスしましたが

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★小豆を炒ってから砕き、それを煮詰めて作る手作りヤンノー(=「元気づけドリンク」)を飲んだりも。
・・・売ってる即席版の「ヤンノー(穀物コーヒー)」は、悪いものではないけれど、積極的に良い、っていうものでも無いみたいです。
↑北海道にお住いの
guitarbirdさんが、わざわざバースデー・プレゼントを贈ってくださったんですが、その中の十勝小豆、使わせて頂きました♪
オオニシ先生の所で実習した手作りヤンノーの飛び切りの美味しさに、すっかり感服してしまって、帰ってから自分でも作ってみたんです。しか~し、気紛れな炒り方が災いしてるのでは、と思うんですが、そこ迄美味しくは無い・・・(guitarbirdさん、すみません。。)でも、とろりとした舌触りは、病み付きになりそうです。
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★穀物類の比率を高めている。
・・・一般の人には「四号食」=穀類7割、残り3割が野菜類等、が良い、とのことでした。
振り返れば、私の場合、その逆がせいぜい、つまり、穀類3割、残りが野菜類やら魚類。ベジタリアンのビュッフェ(バイキング)も、そんな風になりがちですよね?
「玄米だけで7割」なんていうのは、とてもじゃないけどストイック過ぎて、無理でしょうが、実習で作った献立は、麺類や粉類、更には、野菜料理に上手く穀類を組み合わせるものが目白押しで、そうか、こういう風にすれば良いんだ、と、身を以て合点した次第です。
以下、実習した料理から。
↑塩ラーメン!ラーメンが手に入りにくい、とぼやくので終わらず、カッペリーニをラーメン替わりにする、とは、さすが。
↑野菜餃子!皮は勿論、手作り。一月ほど前かな、レイクランドで買って来たけれど、箱も開けていなかったパスタマシーン、使い初めで真似しましたが、なかなかうまく行かないのは、欲張って、全粒粉なんかを使ってしまったからでしょうか~。
↑ほうとう(右の丼):発酵した小麦(先生は、ヨーロッパの小麦の原型、スペルト粉を使われます)が体に良い、長生きできる食事!!
尚、その左に見えているもしゃもしゃのものは、スギナのてんぷら。
↑揚げた茄子がポイントの、ベトナム風生春巻き。それから、お好み焼き。
↑ピザ。先生発明のベジタリアン・アンチョビは、本物のアンチョビより美味しいかも。先生はテンペで作られましたが、私は、夫がテンペ嫌いなので、セイタン(←これも勿論、自作♪ふわふわなで美味しい♪)で作りましたが。
↑右は、
先生のレシピ本にも載っている「カネデルリ入りポタージュ」。帰ってから再現してみたら、塩茹でする時に爆発してしまって・・・大涙でした。左はグラタン。
↑何と、ある日のおやつは、鯛焼き!・・・今度の日本行きでは、絶対に、鯛焼きの型、買って持ち帰るぞぉ~。
先生の「穀類バリエーション」のアイディアは、尽きることなく、アーティスト出身だけあるな、と感嘆続きでした。
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★生の果物は、なるべく控えて、火を通したデザートを作るようにしている。
・・・夫の皮膚トラブルは、長年に渡って、果物を毎日毎日、それは大量に、食べ続けてきたことが、大きな原因の一つと、私は捉えました。生で大量に摂取すると、必要な脂分まで溶かしてしまいかねないみたいです。
デザート例:
↑タピオカで作ったデザート。私の作品では、ここに、
harryさんが、重いのに贈って下さった「オーガニック食品玉手箱
(と命名しました!)」に入っていた、黒みつをかけてみました。
↑harryさんから届いた「オーガニック食品玉手箱」の中身:harryさん、改めて、本当に有難うございました。
↑これは、アーティチョークだから、スターター扱いだけれど、ディップをつけずに、そのまましゃぶってもおいしいから、我が家ではデザートとして扱おうか、などと思ったり。
↑きのこバー。丸いのは、木製のバター押し出し器で成型したもの。この型、欲しい!先生、要らなくなったら、是非、私に譲ってください。。
↑口寂しい時に、ぽりぽりシードミックス。1カップ分くらい、ためしに作ってキッチンに置いておいたら、いつの間にか、全て無くなっていて・・・「だって美味しいもん!」とのことですが。
↑最後の日、帰る前に作って頂いた和菓子(風)。スプリット・ビーンズで作った餡で、寒天を包んだものなんですが、寒天には何も味がついていないっていうのが信じられないくらい、美味しい。。。
しかし、大問題。昨日も、お隣から、庭でとれたグースベリーを沢山頂いたり、サンザシとばかり思っていた実が、プラムの味がするので、沢山とって来たりしているので、生フルーツがザクザクある昨今。季節モノだから、大目に見ても良いですよね。。
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★夜、寝る前には、生姜入り足湯を実践中。
・・・足の裏は、全身の器官に繋がっている、っていうのは、足揉み健康法でも知られている通りですが、生姜入りにすることで、全身の血液の循環が促進され、「毒素」が徐々に出て行くとのこと。
癌などの大病になるのは、「毒素」を溜めに溜め込んだ結果、っていう捉え方は、学び始めたNutritional Medicineの出発点であるNaturopathyと同じなんですが、溜めておいて一気にデトックス、っていうのは大変なので、毎日のように、入れた分だけ、少しずつ少しずつ、廃毒して行く、それには、生姜入り足湯が手軽且つ有効、っていうことのようです。
なかなか毎晩、って言う訳にも行かないんですが、気持ち良いし、習慣化したいな、と思っているんですが、いつまで続きます事やら。
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食事以外にも、クレイパック(里芋パックは、ちょっと受け入れられないかな、と思って)、砂浴などの「お手入れ」も、取り入れたいことがあるんですが、余りにズンズン取り入れすぎると、抵抗が出てくると困るので、小出しにして行くつもりです。