
kusakiさんからリクエスト頂いた「キュー・ガーデンについて」ですが、ガイドブックやウェブサイトで詳しく出ているので、そういうのとはちょっと違う見逃しがちな「面白いもの」を紹介してみたいと思いました。
さて、大人一人当たり12ポンド強≒2500円もする入場料。
いくら超有名スポットと言っても、
ボッタクリ!?
(ハンプトン・コートやストーン・ヘンジも似たようなものですけれども。)
そうムカついたら、解決法は二つ。
・一つ目は、簡単。「行かない」。
・二つ目は、「元を取る。」
・・・元を取ると言っても、園内のギフトショップで買ったものを日本に持って帰って売って儲ける、とか、そういうのは無し、あくまで、自分自身の肉体的&精神的満足度において、「ああ、2500円の価値は充分あった。」と思うには、どうするか、です。
さて、この超有名・王立植物園、総面積132ヘクタール、広大な敷地です。
ほぼ北の端にあるメイン・ゲイトから南の端のパゴダまで、約1マイル≒1.6km。ま、だから大したこと、無いんですけどね?!
・・・Kew Explorer/キュー・エクスプローラーっていうバスみたいなのに乗って回る、というのもありますが、勿論無料ではない、更にお金を取られるので、とんでもない!歩いて回ります!!
出来るだけ平日に行く事。これは、鉄則。広大な敷地とは言え、休日に沢山人がいるのでは、ゆったり気分にはなりにくい。
では、植物はつぶさに見て回る、というのは基本として、それに加えて「元を取る」には外せない所を紹介していきます。
◆ガラスで出来ているPalm House/パーム・ハウスという温室の外。
中はご自由に見てください。私のお薦めは、この建物の外にずらりと並ぶ像達。ユニコーンとライオン(英国の紋章の動物)、グリフィンなどの、凄くひょうきんな姿の像が並んでいます。一つ一つ見ていくと結構楽しめます。

見ていくだけでなく、自分もその一つになって(こんな風に:4番目の写真を良く見てください)、或いは一つ一つの像と一緒に記念写真を撮る(恥ずかしすぎるので割愛)、そして一番気に入ったのを年賀状に使う、なんて、如何でしょうか?・・・ダメ?やり過ぎ??
◆南西部の森の中。
ちょっと前に、ブルーベルの森を見に行った場所(ここをクリックして見てください。)ですが、この森の中をゆっくりぶらぶら歩いてみてください。鬱蒼と茂った森、とまでは行かない、ライトな森ですが、し~ん、と心が洗われます・・・こぉんな面白い椅子

がひょっこり置いてあったり、イギリス人ってやっぱりお茶目。
さっきのこれに出てきたgolden phesant(直訳すると金色雉)の散歩に出くわすかどうか、それは運次第でしょうか。
◆Queen's Garden/クイーンズ・ガーデン
エリザベス女王の80歳の誕生日にパーティーをした場所です。花火をバンバン上げているのが、家まで響いて来ていました。
ここの庭、17世紀の典型的な庭の形式とのことですが、herb garden/ハーブ・ガーデンと言うよりは、薬草園になっているんです。無料。
この高台から西の方角を見やると、テムズ川が流れているのが見えます。
※テムズ川って、下流部分は干潮がある・・・私たちが行った時は、ちょうど引き潮でした。
<何度写真をアップロードしようとしても出来ません・・・エリザベス女王が見せたくないのかも・・・何故なんだろう。残念。>
◆松と藤が結婚した?
・・・としか思えない、一心同体になっている木です。

どこにあったか?・・・見つけてください。
◆小さなファウンテン
良く見てみて下さい。

このおじさん、顔だけじゃなくて、全身像です。
どこにあったか・・・見つけてください!
◆The Orangery Restaurant
お弁当を持っていって食費を浮かせるという手もありましょうが、ここ、私は結構、気に入っています。建物の中にコンテナに入ったオレンジの木やレモンの木があるんですが、だからOrangeryって言う名前なのか、そういう名前だからそうしているのかは、知りません・・・。

Today's soupを頼むとパンは好きなだけ貰えます。どちらもおいしいんです。この日はブロッコリーとスティルトン・チーズのスープかオニオン・スープのどちらか。5ポンド弱(≒1000円)くらいだったかなぁ・・・。中でも良いし、夏場は外のパラソルの下で休憩するのも気持ちが良いです!
◆建物
西洋人から見た東洋、という風情のパゴダに始まる和庭園なんかもあれば、Bamboo Garden/竹庭?にはThe Minka Houseというもの、これ、民家のことなんでしょうね、もありますが、イギリスに来たからには、西洋建築の面白い建築物を見逃す手は無い!・・・色々、点々とあります。
例えば

・・・これは、やけに頭でっかちな建物。
◆私の自信満々のイチオシ!・・・Marianne North/マリアン・ノースの全作品を展示してあるギャラリー


19世紀、男の人でも海外旅行なんて滅多な事ではありえなかった頃、一人のイギリス人女性、マリアン・ノース(こんな人です。)が世界中を旅し、訪れた土地の景色をことごとく絵にしました。数度の旅で合計832枚の油絵。
美術学校に行ったわけでもなく、自分で早描き手法を開発したそうです。
日本にも来ています。その昔の横浜の風景や、富士山、京都や奈良の風景が見られます。
そして、このブログのこれ(ここをクリック)で紹介した(6枚目と7枚目の写真)、オーストラリアのこぶ付きの木の絵も、勿論あります。
~~~我々が行った折、たっぷり歩いて、十二分に楽しんだのは申すまでもありません。~~~
※夏はオープン・エアー・コンサートがある時なんかもあるようですが、勿論追加料金がかかるのと混雑するのとで、私は敢えてお薦めしないことにしました。
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