イギリスは不思議の国! にて。

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イングランド・スゥエーデン戦直前の「塀の中」

ブッシーパークの塀


ワールドカップにイングランドが出場している時は、街の中が何だかシーンとしている。

道路もすいている。

みんな早く帰ってテレビに齧りついているから・・・。或いはパブに集まって試合が始まるのを待ち構えているから。


・・・そんな法則があります!

おかげで夫も渋滞を免れてスイスイ帰宅してきた。イングランド・スゥエーデン戦のあった、一昨昨日のこと。

娘は先日来、ドイツに観戦にまで行っている(今晩、一旦イギリスに戻ってくる)ので熱烈なサッカー・ファンなんでしょうが、私はそれ程興味は無い・・・(勿論)ベッカムが素敵!と思った頃はあったけれど、彼が喋るのを聞くとげっそりしてしまうし、今じゃあ、サッカーよりラグビーの方がカッコイイかも?と思っていたりもするし。

夫は私よりは気合が入っているけれど、熱心バリバリ、というのでもない。

こんな私達なので、夕食を手早く済ませた後、この道路の空き具合を有効活用すべく、ドライブ&散歩に行く事にしたのでした。

※こんなクールを装う?私も、実は昨日の日本-ブラジル戦(ブラジル-日本戦とは間違っても書かない・・・)は、もう、取り乱してしまって、とても冷静に見ていられなかったです。実は、1-1状態から始まった後半から見たんですが(怖くてスイッチ入れる気になれなかった・・・)、引いてコートを見ると、ブラジルの選手が鋼鉄製なら日本の選手は木製のお箸みたいに見えて、「こりゃ、あかん・・・。」と思った予感的中。川口、可哀想。。。  実際に見ていた娘、どんな気持ちだったんだろう~。


~~~気を取り直して、本題に戻ります。~~~

で、そうすると、また、色々、発見してしまったんです~。

ワールドカップ、さまさま!?

行く先は車で10分そこら、ハンプトン・コートに近い、Bushy Park/ブッシー・パーク。

夫の通勤路に、ずず~~っ長々と塀で囲われたこの公園があって、
(トップの写真は、「町の中がシーンとしている」証拠写真ではなく、この塀の写真です!)

中がどうなっているのか気になっていたけれど、この辺りに何と25年間住んでいる夫にして、行った事が無かったんです。

先日、このすぐ近くで治療しておられる日本人女性の指圧師の方のところに行ったんですが、送ってくれた夫が、改めて「塀の中」への興味を掻き立てられたらしいのです。


1.まず一つ目。

壁に沿った入り口の真横に、こんなものが。
ティモシー・ベネット記念碑


下の部分を拡大すると、こんなことが書いてあります。
TB記念碑・下
In Memory of Timothy Bennet
Shoemaker of Hampton Wick

By Whose Efforts The Adjoining
Footpath Was Preserved for
The Use and Enjoyment of
The Public.


一番上にはこんなことが。TB記念碑上
T.B.
1756
"I am unwilling
to leave the world
worse than I found it."


そして、この記念碑の横には、こんな説明ボード。
TB説明ボード


1679-1756ということは17世紀生まれで77歳でこの世を去った・・・当時としては結構長生きだった靴屋さん。

説明文を日本語で敷衍(ふえん)してみますと、

1752年にLord Halifax/ハリファックス卿がBushy Park/ブッシー・パークの周りを急に壁で囲ってしまって、一般人が中を通り抜け出来なくなった。

「生まれてきた時より悪い世界になって死んでいくのは嫌だ!」というモットーを持つこのティモシーお爺さん、当時としては大変な額だった、しかも靴職人という決して大金持ちではない彼にとってはとんでもない額であったに違いない700ポンドを自費で出して法に訴えた。

一小市民のそんな訴えが無視されて当然の世の中だったようですが、結局二年後に、現在Cobbler's Walk(靴職人の道)と呼ばれる、

このように公園を縦につっきるフットパス
ブッシーパーク地図

が出来た。

それを見届け、その二年後に、彼は村人全員に惜しまれながら亡くなった。


・・・そういうお話だったのです。

この彼のモットーを読んで、まず夫が大変、大変、感動しました。

「イギリスにはそういう、
私欲を超えて善の為に
自分を投げ打つ人が
(時々)いるんだよ!」

・・・ティモシーお爺さん自分は、もうすぐ世を去る身。知らぬふりしておいても良いものを、正義感に駆られて、73歳にして前代未聞のアクションを起こした。

理不尽を見ても見ぬふりをして保身を優先する人達が多い日常に辟易する中、「人間の質」について、このCobbler's Walkを歩きながら、語る語る・・・。


2.次は、こんなもの。

フットパスと柵で隔てられた中に、畑のようなものが。

! あ、そうか!!

これが、かねて聞いていた「Allotment/アロットメント」!

所謂「市民農園」です。

以下は、塀の中にレンズを入れて撮った写真です。
アロットメント1

アロットメント2

アロットメント3


市役所だかに申し込むらしいんですが、物凄い人気で、なかなか当らないとのこと。

「Allotmentでの野菜作り」みたいな本も何冊も出ていて、

どんな人が、どんな風にして、どんなものを作っているのか???

雑草ぼうぼう・・・、ということは、週末、それも毎週末は来れなくて、一ヶ月に1~2回位しか通ってこないのかも?

※その後、この写真を撮ったのは、Allotmentを囲う柵ぎりぎりの、外から見える周辺部も周辺部(そんなところしか、外からは見えませんから)なのでこんな風貌だけれど、中の方は非常にきちんと管理されている、ということを聞き込みました。上の写真が誤解を招いてしまうと申し訳ないので削ろうかとも思いましたが、「周辺部の写真」ということで、そのままにしておきます。

中に入るには鍵が必要で、中に割当場所を持っている人しか入れない・・・どんなになっているのか興味津々なので、いつか、土日にでも様子を伺いに行ってみよう、と思ってます。


3.そして、帰り道、とうとう巡り合えた!!!

以前、ポストについての話(読んでいない方は、是非、ここをクリックして一読ください。)を書いた時、「VR」、つまり、ヴィクトリア女王時代に出来たポストだけは、未だこの目で見ていないままだったのです。

オーストラリアに行った時に偶然、オーストラリアの「VR」は目撃したものの。(ここをクリック!4番目の写真です。)

遠出をした時は覚えていたら探していたのに・・・こんな近くにありました。

帰り道、ちょっとドライブしてリッチモンド・パークに、いつもと違うHam Gate/ハム・ゲイトという入り口から入ろうとしたら、門の壁に、紛れも無いVRのポストが!
ゲートの中のポスト

近くに寄ると・・・
VRの拡大版


ヴィクトリア女王時代から、ずっとずっとここにあり続けている、「おじいさんの時計♪」も真っ青なポストです。

ドライブ途上、「試合が始まっているこの時間、道を歩いている人も、車を運転している人も、男はいないはず。」との夫の説を裏付けるかのように、たまにポロリ、と歩いている人は須らく女性! 運転している人を覗きこんでも、やっぱり女性。

でも、やっと男性もいた。すると、「あれは男に変装した、実は女。男はみな、家(かパブ)で試合を見てる!」だそうです。

あれ?と今、気付いた・・・夫も立派な男のはずなのに?!? 帰って来て、途中からしっかり観はしましたけれども・・・。

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コメントコメント


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女王のポスト!!

ついに発見ですねっ!!
言われてじっくり見るとなんとも風格があるように感じられます。

娘さん、きっと一瞬喜んだでしょうに、後半のあの辛い展開を生で観戦したのなら、落胆もひとしおでしょうね・・・(T_T)
優しくしてあげて下さい。

くるみ | URL | 2006/06/24 (Sat) 01:17 [編集]


くるみさんへ

何しろ、100年は軽く立ち続けているポストなので・・・。

娘の件、有難うございます!!意外と早く立ち直っているかも、と、それを期待しています。

りす美 | URL | 2006/06/24 (Sat) 01:46 [編集]


アロットメント

アグリパークの立ち上げをする際に、独のクラインガルテンやオランダのフォルクストェイナを視察に行きました。いずれも国民性なのか、すばらしくきれいに使われていた覚えがあります。協会組織があって、運営されている点もあるのでしょうね。
それとも視察用でしょうか?^^。

ish | URL | 2006/06/24 (Sat) 10:03 [編集]


ishさんへ

私が写真を撮ったのは柵のすぐ外の、allotment全体から言うと、本当に周りの方だったようで、中の方は見事にきれいに保持されているようなことを聞きました。

ちょっと誤解を招きかねない写真なので、内容を書き換えようと思っています。(今から)

りす美 | URL | 2006/06/24 (Sat) 17:26 [編集]


W杯!

あのイングランド代表がスエーデン代表には三十何年間勝てないとか!

日本でサーッカーのW杯というと、少し昔はアジア予選の結果に一喜一憂するものでしたが、
前大会から出場するのが当たり前みたいな雰囲気になりました。
でも本当の実力はまだそんなに高くないですね。
日本は久しぶりに出場したオーストラリアに敵わないし、韓国はスイスに敵わない。
サッカーはアジア人が勝負するには難しいスポーツですね。

それに日本では男たちより若い女性に人気があるようですよ。帰国した選手たちを空港で出迎える彼女たちがTVに写っていました。

選手もスポーツマンというよりTVのアイドルみたいな扱いなのかも。

三太郎 | URL | 2006/06/24 (Sat) 19:09 [編集]


管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2006/06/24 (Sat) 19:44 [編集]


市民農園

なんか、ぼさぼさー!?せっかく、借りてまで畑作りたいのに、これでいいのだろうか?なんて思うのは、日本の几帳面な田んぼ作りを、いつもみているからかなあ。

日本のサッカーはなんだか人気先行ですよね。ハングリー精神がないと、強くなれない競技のような気がします。

Qu | URL | 2006/06/24 (Sat) 21:29 [編集]


三太郎さんへ

すみません・・・うちの娘もその、ミーハーさんとして、ドイツまで観戦に行っていました。旗に色んな選手のサイン貰って、昨夜イギリスに一旦帰って来たのです。。

娘いわく、日本選手は芯になるしっかりしたものが無いのがいけない・・・などと偉そうなこと言ってますが、「厚かましさ」に通じる要素でもあるとは思いますが、ねちっこさっていうか、そういうものが薄いようにも思ったり。獰猛さっていうのは無いですよね。

りす美 | URL | 2006/06/25 (Sun) 07:12 [編集]


Quさんへ

Allotment、誤解を招く写真とも思ったんですが、周辺部はあんな感じ・・・中のビューティフルな様子を探りたいと思ってるんです!

りす美 | URL | 2006/06/25 (Sun) 07:13 [編集]


W杯!その後・・・

娘さんの「芯がない」という批評は痛烈ですね。
芯は個人レベルでは信念でしょうが、チームレベルでは戦術といえます。
戦術を練るのは監督の責務です。
サッカーの監督はお飾りじゃないんですよね。
でも日本の監督は選手に何の戦術も与えなかったのです。だからチームには芯がないんです。
惨敗したのは選手だけのせいではないようです。
今回のジーコ監督はサッカー界のかつてのアイドルでしたが、監督としては素人でした。
その素人さんを監督に選んだのはサッカー協会ですが、その協会の会長が、選手団が帰国したその日に、次の監督は旧ユーゴスラビアの代表監督を経験したオシム氏を選出したと衝撃の発表をしました。
ところが・・・直ぐに、まだ交渉さえ始めていないことが明らかに!
サッカー協会の責任逃れのために、次期監督に話題を逸らそうとした世論操作の疑いが濃厚です。
日本のサッカー界はひどく傲慢で礼儀しらずになったのでしょうか?
古いサッカーファンとしては悲しいですね。

三太郎 | URL | 2006/06/25 (Sun) 18:14 [編集]


三太郎さんへ

何の世界でも色々あるんですね~。何かパキーンとしたブレークスルーがあって、シャキッとなることを願っています。

りす美 | URL | 2006/06/26 (Mon) 22:33 [編集]


 
 

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