やっと、やぁ〜〜っと・・・。長かった。
- 2007.
- 12.
- 06
- (Thu)
- 07:17
*文字がとても多いので、面倒くさい方はすぐに帰らず、最初に2枚、最後に1枚入れた写真だけでも見て行ってください。
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日本行きの数日前=11月中旬の二階の窓からの景色。所謂「Before」

と
現在=12月初旬の景色=「After」

冬景色です。
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こんな本格的冬景色の中で迎えるとは思ってもいなかった・・・遅くとも10月には完了と踏んでいたのに、色んな驚愕で精神ズタズタになりながら、ずるずるずるずると、気がつけば冬本番になっていた。
八丈島に居た11月20日に家売却についての契約交換が執り行われ、
その後、12月4日をもって前の家の買い手への引渡しが
やっと
とうとう、
完了しました。
ほんとうに、ほんとうに、ほ・ん・と・う・に、長かった・・・。
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「そんなに売れないどうしようもない家だったんだ。」と思われたあなた!
違うんです。
むしろ人気があった、そしてそれが仇となったんだ、と今にして思う也。
・・・「これ買いたい。」と思ったら自分の財政状況を確実に掌握する前にすぐにオファーを出し、購入手続きを進める中で資金不足に初めて気付いて途中で降りるすバイヤーが相次いだのでした。
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前の家は所謂セミディタッチト・ハウス。つまり一つの建物を真ん中に仕切りをして二軒にしてある形。イギリス以外では私は見たことが無いんですが、イギリスでは非常に一般的です。
普通、イギリスでは家を買うに当たって、
・まず独身時代或いは新婚時代にフラット(日本語でいうマンション)からスタート。
・次に子供が出来てフラットが手狭になった頃、テラストハウス(ずら〜っと何軒か繋がっている建物の一角)、或いはセミディタッチト・ハウス。
・そしてディタッチト・ハウス(一戸建て)。
という具合に買い換えていく模様です。
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さて、前の家は、最寄り駅からロンドン迄、電車で二十分少々と都心に近く、買い物にも行楽にも便利な所。忘れちゃならない、リッチモンドパークやテムズ川、ハンプトンコートなど、自然と緑に恵まれた好環境。更に、良い学校が周りにある。
*但し、家自体の最大の売りは、庭の広さでしたが。
言い換えると、
庭が無い、或いは庭が狭いフラットに住む小さい子供の居るカップルが、フラットから買い換えるのに大変適している。
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・4月:新しい家、どんなのがあるのか見てみようか、と家購入準備に踏み出す。
・5月:今の家を見つけて購入オファーを出す。同時に前の家を売り出す準備に入る。
・6月:前の家に最初の買い手(Aと呼ぶ)がつく。
・7月:Aが、動きが鈍く散々手間取らせた挙げ句、契約交換直前に、購入をやめると言って来る。理由は「計算間違いしていた。お金が足りない。」
・8月初旬:次の買い手(Bと呼ぶ)が現れるが、売り出している価格を大幅に下回るオファーだったので冷やかしと捉え、断る。
→ Bが再度、少し上乗せしてオファーして来たので、本気なんだと思い直して交渉開始。数度の交渉の後、同意した。が、数日経っても進捗無し。不動産屋が同意の連絡を忘れていて、その間にBは見込み無しと見て他を物色、そちらに決めていた、というテイタラクに。
・8月中旬:妻が11月出産予定のカップル(Cと呼ぶ)から「一日も早く引っ越したい」という意向を持ってオファーを受ける。その後、諸般の親族を伴って何度も家を見に来て、改装計画も具体化していたし、何より早く引っ越したい、ということだったので、決着は速やかにつくと踏んでいた、
が、
・9月初旬:このCが、「家の価格と改装費用にVAT(日本で言う消費税のようなもの。イギリスではこれが何と17.5%)がかかるのを失念していた。どうにも算段できないので買うのをやめる。」と言って来た。
二度ならぬ三度目のどんでん返しに辟易。どんどん長引いて来るので、不動産屋に「多少の交渉には応じる」と申し入れるが、「価格は適正。周りの家の価格との釣り合いもある。」として、更に、「非常に興味を持っているカップル(Dと呼ぶ)がいる。」とのこと。そしてDからオファーが入る。
Dは現在の住居を売るプロセスが無いので、早ければ10月中旬迄に、遅くとも10月末迄には決着つく、との不動産屋の口上。
ところが要領を得ない。家購入に当たっての初動である「サーベイ日程の予約」に辿り着くのに何と1ヶ月近くかかる。しかも、決定打は何度も催促している最中、不動産屋に「そんなに急ぐなら自分で聞いて」と言われて仕方無く夫がサーベイヤーに連絡をつけ、日程確定に持ち込んだ。
その後もサーベイ報告書がなかなか出ない。
ローンの正式OKがなかなか出ない。
という中、連日の催促でへとへとになる夫。
とにかく、契約交換までのスケジュールが全く立たないという意味不明な進捗(いえいえ、不進捗)の中で疲弊が進行。
結局10月は何の進展も無く、空しくも過ぎ去り、
・11月8日=夫の誕生日になっても契約交換の日程が見えない。
*注:イギリスにおいては購入オファーの際に手付金を入れたりしない。つまり、購入意向を示しても、その時点では何らコミットメントは発生しない。サーベイを経、弁護士間のやりとりというブラックボックスを経た後、契約交換に辿り着いて初めて手付金が入れられる。
・11月14日=日本への出発前日になってやっと、「契約交換は11月19日。売買完了は12月4日。」というスケジュールが出る。
*勿論、スムーズに自動的に出て来たのではなく、連日の電話催促の挙げ句に。
・11月15日:「またどんでん返しがあったらどうしよう。」との不安で後ろ髪を引かれ、重い心のまま日本に向けて出発。
・11月19日:弁護士にメール連絡するも、返事が来ない。
・11月20日:再度のメールチェック in 八丈島で、「つい今しがた、契約交換した。」との情報を得る。
ほっとしました・・・・・・。本当に。
・・・ほっとし過ぎて二人とも、「わーい!」っていうような心情ではなく、ただただ、何て言えば良いんでしょう、無感動。ここまで来るの、幾ら何でも長過ぎた。。。。。
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そして、やっと12月4日、半年以上かかって、とうとう本当に家売却が完了しました。
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不動産屋がやったことは、
家の写真を撮りに来て、それを元にチラシを作り、ウェブ公開。それらを見て興味を示した人達に片っ端から家を見せた。
ということ、だけ、でした。
「Proactive」っていう、会社員時代には耳にタコが出来るくらい叩き込まれた仕事への取り組み姿勢、イギリスの不動産屋には皆無です。
・諸般の連絡は、全て我々が執り行い、
・どう考えても不動産屋の仕事でしょ、っていうことまでやらされ、
・ポカに次ぐポカをやりまくられ、
その挙げ句、手数料だけはちゃっかり忘れる事無く、素早く手続きして持って行きました。
さすが、です。
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余りにも無駄が多い不動産売買方法。二人ともとことん疲労困憊し、今回の日本行きでは、久しぶりに会う友人知人に挙って「やつれたな。」と思われるだろうな、と危惧していました。
ゴードン・ブラウン(現在のイギリスの首相)に手紙を書こうと思っています。そして、以下を提案したい。
1.不動産屋に潜在顧客の財政状況を具体的に確認してから購入オファーを受けるように義務づける。
2.購入オファーの際に、手付金を入れる仕組みにする。
我々が家の売買に踏み出した後、世界的な株価暴落があったり、ノーザン・ロックというビルディング・ソサエティ(銀行のような機関)が倒産したり、という事件が相次ぎ、それがバイヤーに冷や水を浴びせたということは有ると思います。
でも、余りにイージーにオファーが出せる仕組み、自分の財政状況を確実に把握しなくても家購入手続きを進められる、そしていつでも「や〜めた!」と言える現状は、とんでもないにも程がある!
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これは、おまけ。

Before写真を撮った日に庭に居た赤い頭の鳥。
