イギリスは不思議の国! にて。

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つぶれて、当然、っていうことか・・・。

大学のコースの「クラス会」(→こちらをクリック)の後、拙宅の主要ショッピング・タウンである、キングストンを経由して、家に戻りました。キングストンに着いたのは、5時頃なんですが、外は、文字通り、もう真っ暗。真っ暗で、感じが出ないんだけれど、どうせだから、と、ウィンドウ・ショッピング♪

********

夫も私も、キングストンに行くと、必ず立ち寄る店の一つに、「ボーダーズ」という本屋があります。

いえ、でも、「ます」じゃなくて、もう、「ました」なんです。

11月末に、倒産したから。。。。。。。。

在庫売り尽くしの、割引セールが始まった、と聞いていたし、馴染みの店に、最後に行っておきたいし、まずは、ボーダーズに一目散。

すると、マーケット・スクエアに面した正面が、煌煌と明るい。
001_20091208071342.jpg

ペタペタと大きな「5割引」ポスターが張り巡らされていて、その賑やかさが、余計に悲しい

中に入って、買いたいと思いながら、高額なので、逡巡している本が、アマゾンより安くなっていれば、この際、買おうかな、と思いながら、見回るんですが、「5割引」になっているのは、興味の無い本ばかり。

デカく「5割引」と書いて目を引いて、でも、実は、その下に小さく「upto」と書き添える、つまり、「最高5割引」だけど、5割引のものは、殆ど無い、っていう、セールにありがちな手でした。

私の買いたい本は、皆、「2割引」グループ。

・・・っていうことは、アマゾンの方が、もう少し、安い可能性が大きいし、状態の良さそうな中古本で、ぐんとお得なのも有り得るし。そんな中、倒産セールっていう土壇場にも関わらず、往生際が悪い、って思えて、パス。

肩透かし、その1。。

出来るだけ高く、処分したい、という考え、無理無いか、とは思いはすれど。。

********

そうだ、カレンダーは、どうなんだろう、どれくらい、割引してるんだろう、と一つずつ、値札を見るんですが、判らないんです。

傍に、いつ来ても、見たこと無かったような、フロア・マネージャー風の男性が、店のスタッフと立ち話をしていたので、

「カレンダーは、何割引なんですか?」

と聞いてみると、

「カレンダーは、割り引いてません。」

・・・まだ、年が明けていないから、他の店も定価販売しかしていない、だから、割引する必然性は、無いっていうことか、、と思ったけれど、

肩透かし、その2。

********

そのうち、2割引のものを5割引にして行くんだろう、と思っていたのに、昨日、夫の友人が行った時も、私が行った時と、変わりない状況で、そして、彼も、私と全く同様のことを考えて、何も買わなかったそうです。

彼は、大金持ちなんですけれど、それでも、やっぱり、「ああ、こんなんだと、アマゾンにしとこ。」って思ってしまうんですね。

********

愛用店だったし、倒産すると聞いた時には、大ショックだったけれど、考えてみると、ここで本を買ったことは、数える程しか無くて、アマゾンのショールームとしての利用、つまり、買いたい本を見つける、或いは、興味を持っている本の中身を、実際に手に取って、見てみる、っていうような目的の為に利用することが殆ど。

あとは、夫との待ち合わせを、二階に入っている、スターバックスでする、っていうのと。

愛用、なんて、偉そうなこと言いながら、実は、「ニセ客」に過ぎない、夫や私のような連中が、ボーダーズを潰した、と言えるのかな。

********

「ボーダーズ」は、元々は、アメリカ発。イギリスの代表的本屋チェーン「ウオーターストーン」は、文系にフォーカスしているのに対して、「ボーダーズ」は理系の本も充実している、と、夫が贔屓にしていたんです。

イギリスに進出前の、80年代に、アメリカに良く行く用事があって、その度に、イギリスでは、見たことも無いような本が、一杯あって、興奮で、鼻血が出そうになったそうです。(←「鼻血」は、勢いで、私が脚色

そのボーダーズが、イギリスに来た時は、すごく嬉しかった反面、アメリカに行く楽しみが半減するっていう、複雑な気持ちだったみたいです。

しかし、その後、本流通でもグローバル化が進み、もう何年も前から、アメリカに行っても、オーストラリアに行っても、置いてある本に、全くと言って良い程、差は無くなって来ていた。

そして迎える、アマゾンの隆盛。一年くらい前からは、それ以前は、15ポンドが送料不要のボーダー・ラインだったのに、5ポンド程度の本でも、送料無料になって来たから、余程、急ぎで、「今すぐ!」っていう場合以外は、本屋に出向いて、割高の本を買う意味が、益々、無くなって来ていて、実際の話、誰が一体、本屋で本を買っているんだろう、本屋は、この先、経営が成り立つのか、などと、思うことが良く、ありました。

ボーダーズの倒産は、リセッションだから、じゃなくて、時代の趨勢だったんでしょうね。

********

もう数年もすれば、「本屋」自体が、消滅してしまう、運命なんでしょうか。

趣味の一つが、本屋に行く事、みたいな我々なので、やっぱり、本屋は無くなって欲しく無い!

という訳で、休日の朝、気がつけば、「本屋生き残り策」を、頼まれもしないのに、二人でブレーンストーミングしていました。

「これからの本屋は、本を置いていない。本は、これからは、全て、インターネットで中身も見られて、でも、印刷は出来ないんだ。気に入った本をインターネットで見つけたら、本屋に行くと、その本を、きちんと印刷して製本してくれる。本棚が無い代りに、待ち時間が楽しいように、雰囲気の良いカフェになっている。」

っていうのが、夫が思い付いた、「これからの本屋のあり方」なんですけれど、どうでしょう、、、座布団、一枚、くらいでしょうか?

********

ボーダーズに先だって、私の気に入っていた店が、次々、消滅してしまいました。

ここで紹介した、イーシャーのヘルスフード・ショップ。

ここだけじゃなくて、何度もご紹介した、ハンプトン・ヒルの「ファーマーズ・シティ・マーケット」。

どの店も、「あれ?買いたいもの、どんどん無くなって来てるような、気がするけど、どうしたの?」と、薄気味悪い気がし出してから、数ヶ月で、閉じられてしまいました。

同じ額のお金を使うにしても、「良質のものを選りすぐる代りに、量は控える」っていう志向じゃなくて、「質は落として、量は確保する」って言う風に、時代が逆戻りしてしまっている気がして、寂しいです。




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コメントコメント


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おはようございます!

肩透かしだったようで、
残念でしたね。。。

>買いたい本を見つける、或いは、興味を持っている本の中身を、実際に手に取って、見てみる、っていうような目的の為に利用することが殆ど
↑これ、私もです。

本は大好きですが、私も年々、amazonなどネットで買うことが多くなっています。
(取り寄せなど、リアルな本屋さんだと時間がかかり)
でも、本屋さんに行くのは私も好きで、
なくなってしまうと、困ります。

お気に入りのお店がなくなると
悲しいですよね。

三十路オンナ | URL | 2009/12/08 (Tue) 10:50 [編集]


お久しぶりです。いつも楽しく読ませて頂いております。ボーダーズですよね。なんだかきいた事のある本屋さんだなと思っていました.こっちでは、バーンズエンドノーブルズと張り合っていまして、スタバが、バーンズさんの方にくっついているので、おされぎみです。2つともそっくりな本揃えと近くにくっついてたっているので、本屋のはしごができます。アマゾンで買う事が多いのですが、時々息子達とうろうろするのも楽しいもんです。私も、本屋さんは、なくなってほしくないです。ダウンロードして読むよりも、分厚い本をかかえて一枚一枚読む方が楽しいのでは。。おくれてるかな。

ゆき | URL | 2009/12/08 (Tue) 10:52 [編集]


ご無沙汰しています。
私もボーダーズ割と好きだったのでショックでした。と言っても私も開店時間が長いから他のショップが閉まってしまった後にブラブラするお店という感じでの使用でしたが。あそこの階段が雰囲気があって好きなんです。

店員さんに「閉店はいつ?」と聞いたら、店員さん達も直接経営陣から話を聞いたわけでなく、ニュースを見て知っただけで、いざ閉店という時在庫が多すぎないように店舗判断で閉店セールをしているのだとか。少なくとも先週の時点では。なので再建の方向も場合によってはありうるらしく、そのどっちつかずの状況が中途半端なセールになっているのではないかと思います。

気にいっていたお店がなくなっていたり、品薄な感じになっていたりでちょっと悲しいこの頃です。

パセリ | URL | 2009/12/08 (Tue) 22:27 [編集]


どこの国も本屋さんは同じような危機に立ってますね…。

私も本を買うときはほとんどAmazon使ってます。地元の本屋は種類が少ないし、注文すると1週間は必ずかかりますしね。
でも、写真や図が多い園芸関連の本とか、問題集みたいな実用書は、ちゃんと実物を手にとって見ないと買いませんけどね。だから、東京のでっかい本屋さんに行くとウキウキしますね。

最近、Kindleっつーのが日本にも上陸してきましたよ。ダウンロードして読める電子本。ただし読めるのは洋書だけで、日本語ヴァージョンが出るのはまだまだ先という話です。でもKindleは日本人にとってはちょっとデカイ&ダサイかも…そうでなくても、いまやケータイで「青空文庫」ってゆーアプリを使えば、版権が切れてる古い本は誰でも無料で読めてしまう時代ですし、実際使ってる人がいっぱいいますしね~。
そうなると、本屋の次に潰れるのは印刷屋かもね…と思ってます。あ、でも逆にりす美さんのダンナさんの考えはアリかも!時代にうまく逆行?して、1冊から気軽に、キレイに、(できれば)安く印刷してくれる製本屋さんが出てくるかもしれませんね。

全然話がズレますが、スタバがうちの県にも来て欲しいです~(泣)。

きちゅー | URL | 2009/12/08 (Tue) 23:03 [編集]


12月閉店のようです

6日にボーダーズに行ったらまだセール中でした。
カレンダーは30%オフになっていたのでサリーのカレンダーを買ってきました。
アマゾンの方が便利ですものね。人がいらない時代になってきたのですね。

ぎんたろう | URL | 2009/12/08 (Tue) 23:34 [編集]


リス美さん♪

ふふふ、本当に少し残念なお店な感じですね。
私も本屋さん大好きだから本やさんが
なくなったら寂しい・・・
購入するのはアマゾン、楽天ブックス、本屋さん。本屋さんで手にとって、すぐ欲しい!!
って思っちゃうから本屋さんでもよく買いますよ。

vivera | URL | 2009/12/10 (Thu) 06:39 [編集]


あの…

好きなお店があるなら、そこが存在し続けられるように
買い支える、というスタイルは
考えのうちにはなかったのでしょうか…。

日本的なサービスはないところでしょうし
どこまでも値引きしないのは日本人からすると
努力不足に見えますが、
「常に最安値をチェックする小利口な消費者」から
「自分の愛する場所のサポーター」へ
消費者自体も考えるところに差し掛かっているのだとも思います…。

店屋は売れなきゃ収入ゼロなんですよ…。
好きだけどと仰りつつ内容を確かめるだけ、
という話に衝撃を受けたので失礼とは思いながらも
コメントさせていただきました。すみません。

はじめましてなのにすみません。 | URL | 2009/12/10 (Thu) 17:41 [編集]


あーーなんだか分かります
肩すかしくらう気持ち^^;
期待していた分だけ裏切られた感は強くなりますよね^^;

アマゾン、便利ですけど
私はもっぱら本屋派です
できるだけ大きな本屋へ行って、実際手に取って買いたいんですよね~
全くもってアナログな人間です(笑)

なべちゃん | URL | 2009/12/11 (Fri) 06:56 [編集]


三十路オンナさんへ

本屋を取り巻く状況、この先どうなって行くんでしょうね。存在し続けて欲しいけれど、流れはどうなっていくのでしょうか。

リス美 | URL | 2009/12/11 (Fri) 07:30 [編集]


ゆきさんへ

そうそう、アメリカの二大本屋チェーンですよね。サンフランシスコの巨大なB&Nに行った時の感動、今でも覚えています。勿論、私も、本屋はずっとあって欲しい、けれど、天秤にかけると、どうしてもアマゾンが勝ってしまうんです。。。

リス美 | URL | 2009/12/11 (Fri) 07:33 [編集]


パセリさんへ

再建の方向、ですか?ウオーターストーンとの合併、っていう話も耳にしましたが、規模拡大のメリットがあるんだろうか、と、私は半信半疑なんですよ・・・。

リス美 | URL | 2009/12/11 (Fri) 07:43 [編集]


ゆっきーさんへ

パソコン画面で、大量な文章を読む、っていうの、出来かねていて、すぐプリントアウトする癖がある私なので、キンドルは、パス・・・なんて言ってられない時代が来るんでしょうか。世の中、どうなるのか、判らないです。。

スタバなんですが、私のホームタウンの駅中店、消滅していたんです!きっと、もっと地の利の良いところに引っ越したんだろう、とインフォメーションで聞いてみたら、「無くなりました。」とのことで、ちょっとショック。ただ、後に入ったのもカフェで、行ってみたら、そこのカプチーノは絶品だったので、、そこの店は、長続きして欲しいと願ってます。

リス美 | URL | 2009/12/11 (Fri) 07:48 [編集]


ぎんたろうさんへ

3割引になってましたか・・・ちょっと食指が動いたものの、出かける時間が無い。。枚数、確保しているし、年が明けると、どこでも半額になるし、、、ま、いいかな、などと思ってしまいましたv-15

リス美 | URL | 2009/12/11 (Fri) 07:50 [編集]


viveraさんへ

そう言えば、日本では本屋で買うことが多々あります・・・何しろ、すぐ買わないと、旅程に間に合わないから!手にとって眺めるだけで、買うのはアマゾン、っていうのは、やっぱり反則でしょうか。

リス美 | URL | 2009/12/11 (Fri) 07:52 [編集]


はじめてなのにさんへ

衝撃を与えてしまって、申し訳ないです。でも、そういうスタイルが、標準的だと思うんですよ。何しろ、圧倒的価格差。本は、中身が同じなら、少しだけ、っていうなら未だしも、圧倒的に違うと、安い方を選ぶ、っていうのが、特にこの景況下では、一般的傾向だと思います。

「好き」なのに、支えようとしないのか、というご指摘・・・確かに、そうですよね。ボーダーズが、凄くマーケティング努力をしている様子を目の当たりにしたら、そうしたと思います。でも、プロモーションと言えば、百年一日のごとくの「(限定的ラインアップの中での)2for1」(一冊分の代金で二冊)しか思い出せません。アマゾン化を阻むべく、逆に時代に先駆けたアクション、或いは、店舗があるからこそ可能な販促策、そういうことを次々展開してくれたら、きっと、ロイヤル・カスタマーになったと思います。が、ただ、流されて行くだけだったような印象で、そうなると、アマゾンのように、次々、メリットあることをやってくれる方になびいてしまった、っていうようなことなんです。

素人がおこがましいとは思いますが、例えば、店舗がある強みを利用して、一フロアを販促用に作り直して、扱っている本の著者を招いてのワークショップとか、トークショーとか、例えばそういうことなんか、やれたんじゃないの、と思ってしまったりです。

リス美 | URL | 2009/12/11 (Fri) 08:03 [編集]


なべちゃんへ

やっぱり私、残酷なこと言ってるかな・・・。あの店の「灯」が消えるのは、本当に寂しいことだけれど、時代の趨勢に、致し方無いのでしょうかね。あっと驚くような再生を期待する気持が、未だちょっとあるんですけれど。

リス美 | URL | 2009/12/11 (Fri) 08:06 [編集]


 
 

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